Q&A

こういった質問が多いように思われます。こういった質問についてわかる範囲で一つ一つ回答、提案を用意していこうと思います。
まず今回は広く一般的に利用されている畳の素材構成についてお話します。

「天然イ草たたみ表」の品質に関する定義

たたみは季節、気温によって水分を蒸発させたり吸収したり、優れた吸放湿性を持っています。
畳表のイ草は田んぼで刈り取った後、白土(染め土)で練り上げた水の中に浸けて乾燥させた未加工農産物(注1)です。
この白土がイ草の水分を均一にし、変色を遅らせる保護材となり、イ草の独特の香りを作り出します。
イ草は、乾燥機で摂氏50~60度の中、約14~15時間かけて乾燥させ、水分を約15%以内に仕上げた商品です。
ですから、加熱殺菌処理ができたと判断できる安全な商品といえます。
イ草は自然の「草」をただ乾燥させただけのものですから、その特性をご理解いただきご利用いただきますようお願いいたします。

(注1)未加工農産物・・・くだけて言えば、イ草のたたみ表はネギ・椎茸・スイカ等と同じ農作物で人間の手で人工的な加工がなされていないもの。
基本的に「畳」に使用するたたみ表はこの「未加工農産物」に指定されたものが一般的です。
ゆえにイ草の畳表に限って言えば、世間でいう「製造者責任」・「瑕疵担保責任」が適応されない部分といえます。
ただし二次的な加工、例えば防カビ剤の塗布・撥水加工・二次的(畳表が出来上がってから後)な着色はこの限りにありません。

新畳に利用する「たたみ床」とは

現在広く一般的に利用されている「たたみ床」は属にいう「建材用たたみ床」(JIS A-5914)でインシュレーション・ファイバーボードと呼ばれる木の軟粘繊維板で、代表的なものは中に断熱フォームを挟んであります。
完全な工業製品ですので、「シックハウス」の原因になるV・O・Cテストやダニの繁殖テストを行い、レベルの高い衛生・安全性を証明しています。

(1)たたみにカビが生えた。

今回は1.たたみにカビが生えた。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

部屋の換気をよくしておくこと、清潔を保つこと

たたみは優れた吸放湿性があるため、あまり部屋を利用しなくてもまめに掃除を心がけ空気の入れ替えなども行い、日光も取り入れるほうがよいでしょう。
具体的な手段としては「畳」の上を乾拭きしたり、空調機(クーラー)を利用して部屋の除湿をする等がよいでしょう。

万が一カビが生えてしまったら

万が一カビが生えてしまったら、あわてずにまず乾拭きをしてカビの除去をしてやりましょう。
この時、カビの生えた所だけでなく、畳全体を乾拭きしてたたみの吸収した湿気を取り除いてやるようにします。
次に薬局で売っているエタノール消毒液をタオルに浸してたたみ全体にアルコールを染み込ます様に拭いていきます。
それから、クーラーや除湿器等があれば利用して室内の除湿をします。
これらをしばらく続けてやることが大切です。
カビが生えたことに気が付かずに放っておくと、カビを餌にする虫が寄ってきて異常繁殖する原因になります。

最後に

たたみは一番自然に近いゆえにカビが生えやすく、不快な思いをされるかもしれません。
しかし、カビが生えるには高温・多湿等、9つの条件(注2)を満たさないと異常繁殖につながらないと言われています。
当然、カビが異常繁殖する環境が人間にとって快適なはずがなく、これはそこで暮らす人々へたたみがいち早くサインを出しているとも言えます。
正しい手入れを行い、快適なたたみライフをお過ごしください。

(注2)カビが生える9つの条件

  • カビの発生には温度条件が必要です。
  • カビの育成には酸素を必要とします。
  • カビの胞子の発芽には水素イオン濃度(pH)が関係します。
  • カビの成長には適度のを必要とします。
  • カビの生命維持には栄養素となるものを必要とします。
  • カビの繁殖条件として、自然の浄化、人手による清掃が繰り返されない所
  • カビの繁殖条件として、紫外線にさらされない場所
  • カビは表面が平滑で硬い材料は苦手で繁殖しにくい。
  • カビは例えば防カビ剤のような発育阻害分子のある所は苦手です。

以上、9つのカビの育成条件をどれ一つ満足に満たさなければカビは発生、繁殖しません。
(参考・引用文献「住まいQ&Aダニ・カビ・結露」芹澤 達著より)

(2)たたみから虫がでた。

今回は (2)たたみから虫がでた。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

家屋内で見つかるダニ・虫

基本的に家屋の中には多くの種類のダニ・虫(家屋害虫)が人間と共存しているとされ、ゴキブリもその一つです。
過去、畳の上で見つかるダニの多くはコナダニ(しけ虫)といわれるもので最近畳に「建材床」を利用するようになってからは、チャタテ虫が目につくようになりました。
チャタテ虫は主にカビを餌にして暗い所を好みます。
畳表にカビが生えたことに気付かずそのまま放置しておくとチャタテ虫が畳の上で異常繁殖する場合があります。
ただし、原因はそういった虫が畳の中から孵化して出てくるのではなく、寄ってくると判断できます。

万が一虫が異常発生してしまったら

畳上でのダニ・虫の異常発生は絶対条件として、カビの発生と因果関係が深い場合が多いようです。
こういった場合もエタノール消毒液でカビの除去をして環境を改善してやることで異常繁殖をとめることが出来ます。
また、まめに掃除機をかけるなどして清潔にしてやることです。
その他の手段としては加熱殺菌(専門業者による)の方法もありますし、たたみの天日干しもずいぶん効果があります。
カビも虫の異常繁殖も、まずはたたみを湿気させないことが一番です。

最後に

家屋内に生息するダニの繁殖条件は温度20℃~30℃・湿度60%以上とされ一年間の日本の気象条件の三分の一にあたります。
個人的な考えとして、基本的に人は家屋の中で虫・ダニと共存していると考えられそのこと自体に問題はなく、ある一定の場所に異常繁殖したこと・そのことが人に影響を与える事が問題であると思います。
ですから、こういったことが気になる場合は前もって畳屋さんや工務店さんに相談し、あらかじめ予防に繋がる提案をいただくのも一つの策だと思います。

一例として

  • 防カビ剤を利用する(注意事項を聞いておく)
  • 防虫紙の利用をする。(商品によって有効期間・効能に違いがあります)
  • 畳表にイ草を利用しない。(イ草に比べ吸放水性が少ないためカビ防止になります)
  • 畳に使う床は藁床・藁サンド床を使うことを避けてみる。

(3)たたみから粉のようなものが出る、または服に着く。

今回は(3)たたみから粉のようなものが出る、または服に着く。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

たたみから粉のようなものが出る、または衣服に付着する要因として考えられることは

  • (1)たたみ表についている染土のこと
  • (2)たたみにカビが発生している場合
  • (3)たたみ表が摩耗してイ草の繊維が服に付く場合

があり、ここでは(1)について回答・提案してまいります。

イ草はドロ染めが当たり前

畳表のイ草は田んぼで刈り取った後、染土(染め土)で練り上げた水の中に浸けて乾燥させただけの未加工農産物です。
この染土がイ草の水分を均一にし、変色を遅らせる保護材となり、イ草の独特の香りを作り出します。
また僅かな「鉱石」を使用することで畳表が明るく光って見える効果があります。
「青畳」にすると部屋が明るくなりませんか?ですからこの「ドロ染め」はイ草のたたみ表には必要不可欠なものといえます。

新畳のお手入れのしかた(染土を取り除く)

「たたみから粉のようなものが出る、または服に着く」のを防ぐためにもまず畳の目に沿って掃除機をあててやりましょう。掃除機でとれる染土を吸い取り、しっかりと水を切った雑巾でたたみ表を拭いてやります。他の手段としてはたたみ表を拭く時に、「エタノール消毒液」を使うのも良い方法です。畳は湿気を嫌いますから、揮発性の高い「エタノール消毒液」なら余分な湿気を畳表が吸い取ることがなく衛生的です。

最後に

たたみ表の染土は一度ふき取っただけではたたみの目のあいだや裏側の泥まで全て取り除くことができません。
ですから生活の中で目についたり、服に付くようなことになればその都度マメに拭き取ってやりましょう。
そうすることで勝手に「畳」の衛生管理にもなりますし、文字通り部屋の掃除になります。
腰をかがめて手拭きするのが大変であれば、モップのような棒ずりにタオルを取り付けてたたみの上を拭いてみてはどうでしょうか?いつも思う事ですが、すべての「物」に完璧・万能はないと考えます。
その商品のどんな長所・利便性を優先させたかだけと判断いたします。

  • 「畳」を造ってもらった時点で畳屋さんがたたみ表をブラッシングする設備があるかどうか尋ねてみる。
  • オプションでたたみ表に「樹脂加工」してイ草を加工して染土がつかない様にする。
  • 染土を利用しない人工表の様なもので「畳」を造ってもらう。

などがあり、
そういった場合、商品の長所・短所の説明を聞き、注意するべき点を理解しておくことです。

(3)たたみから粉のようなものが出る、または服に着く。

(4)たたみに色むらがある。

今回は(4)たたみに色むらがある。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

「色むら」の具体的質問

畳を新しくして「たたみに色むらがある」要因として考えられることは

  • (1)最初から全体に「色むら」があるように思える。
  • (2)一枚のたたみの端の方が真中と比べて色が違う。
  • (3)全体にシミがあるようにみえる。
  • (4)たたみの表面が「斑(まだら)」にみえる。

などの質問があり、考えられる要因について回答・提案してまいります。  

イ草畳表の素材としての特徴として

「たたみから粉のようなものが出る、または服に着く」で記述したように、「畳表」はドロ染めが基本です。
また、「イ草」は未加工農産物という規定の「草をただ乾燥させただけ」の自然素材です。
一本の「イ草」を花ござのように二次的にインクで染め上げたものではありません。
また、自然の草の先は日光によく当たり茶色くなりやすく土に近い所は日が当たりにくいので白くなりやすいものです。
自然素材の「イ草」も例外ではありません。簡単に言えば「畳表」は自然の草に泥に浸けただけなのです。

自然の素材の特性をよく理解して・・

(3)(4)の質問に対する見解としては、「畳表」の表面に付いている泥の可能性がまず一番に考えられます。
一度拭きとっても全てを取り除くことが出来ないので、こまめに時間を置いて拭き掃除しましょう。

(1)の質問に関する見解としては、国産表と輸入表とはいくらか染土・染色のやりかたが違いますが、「インク」で強く染色するものではないので、素材の生地がわかりやすい状態であるように思われます。イ草は同じ田圃で出来ても一本一本違うものです。決して欠陥品ではありません。

(2)の質問については、上記した「自然の草」としての特徴による理由が大きく、また近年は「安全・安心」の視点から濃い目の染色インクで仕上げず自然な状態を強調する傾向にあります。よって昔よくいわれた「短い草を使用したから端の色が青くない」ばかりが理由ではないのです。

最後に

「イ草の畳」の長所は素材の性能、特性をそのまま「敷物」に活かし科学によって変化させていないところです。消費者に受けの良い「見た目」より、自然のイ草の持つ「香り」・「色の効果」・「手触り」・「空気の清浄化」・「人工的に手を加えないことによる安心・安全」を優先させた形といえます。1200年以上変わらない「イ草畳」の在り方はそこに物の真理があるように思えます。

(5)たたみの水シミがとれない。
(洗濯物、水、ペットのオシッコなど)

今回は(5)たたみに洗濯物を置いてあったところや、水やペットのオシッコでシミになったがとれない。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

(5)は「イ草」という天然素材に起因する部分で、イ草の「緑色」は木の葉っぱにもある「葉緑素」とよばれるもので、部分的に「水分」や「熱」を加えるとこの「葉緑素」がそこだけ早く分解して色が変色した、または脱色したと考えられます。

(シミや付着物ではないと判断されるため、その部分を除去することは不可能で周りの色がその部分にそろうまで待つしかないと考えられます。) 

(6)たたみに黒い筋があって取れない。

今回は(6)たたみに黒い筋があって取れない。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

(6)はイ草一本、一本が自然の草のため太さ・硬さも異なり、織機が同じ力で織り込んだときイ草の形状がつぶれて変わる場合があります。
これが光の反射で黒く見えたり、また「畳表」を流通させる上で梱包をすることによって折りたたんだ「折り目」が原因の場合があり、例えば紙を折ったときに付く「筋」の様なものです。

(この黒い筋に見える箇所は、普通に使用していればイ草が大気中の水分を含み他の箇所と同じ形状に整い、まったく目立たないようになります。)

(7)たたみのイ草に切れたところがある。

今回は(7)たたみのイ草に切れたところがある。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

(7)は「畳表」を織機で打ち込む時にできるもので、どんな高級な「畳表」でも全くゼロには出来ないものです。
イ草は一年草で、その年の天侯によって伸び具合や繊維の硬さなどまちまちです。
機械織機で自動に編み込んでいきますが、正確にはイ草1本1本の繊維状態も微妙に違うので同じ力を加えたときこういった不具合が生じる場合があります。

(イ草は乾燥させた「草」ですから他の繊維と比べてもろく、イ草が切れやすくその切れた部分だけを仕上げで切り取るように仕上げています。)

(8)たたみの端の色が真中と違う。

今回は(8)たたみの端の色が真中と違う。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

(8)は通常イ草を「畳表」に作るとき、自然のイ草は、先の部分はやや茶色気味で根本の部分はやや白っぽくなっています。
これを交互に打ち込んでいく為、真中はより青く端は色が薄く仕上がります。

(全体をバランスよく作り上げるため、このやり方が標準です。)

(9)たたみのランクが何となく低く感じる。

今回は(9)たたみのランクが何となく低く感じる。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

(9)は、(8)のことが起因となり「イ草」の焼け方も端から色落ちしやすく、また染色も最近では染料の濃度を薄くするため「イ草」の色に一貫性が無いように見えランクが低くみえるようです。
(畳表のランクは見た目も品質の重要な項目ですが、そう見える要因や状況もたくさんありそのことだけで一概に判断できません。)

何を優先させたのか・・・

流通においても、製作においても全てのものは「万能・完璧」なものはなく、必ず優先させなければいけない問題がありそれは一般的には標準、当たり前になり意識されにくいことですが、欠点は気になり欠陥に思えるものです。
「イ草」は農作物で自然のものです。
一年間「畳」として利用するものを一年に一回の収穫のイ草で補います。
その年の天候で去年と違うものが出来ますし、収穫量も違います。

最後に

一つひとつ違う自然のものを「一定の規格」・「ルール」で作り上げたものが「畳表」で、その素材の特性、特徴を化学的に変化させてあるものではありません。
規格に基づく項目はたくさんあり、その条件によってランク(等級)が分類されます。

この(5)~(9)の質問はすべてイ草の特徴、または「畳表」の制作過程に起因するものです。

(8)たたみの端の色が真中と違う。

(10)半年、一年位で畳表が早く擦り切れた。

今回は(10)半年、一年位で畳表が早く擦り切れた。について個人的な見解を解答、提案してまいります。

結論として、原因はたくさんあると思います。
前述で記載しましたが、「イ草」の畳表は自然の草を乾燥させただけのものです。
素材としては非常にもろく弱いものです。
「畳」という敷物は「何を優先」されて作られたものかを考慮しなくてはいけないと考えます。

第一に人の生活の中で「板間」より快適であるように考案されています。

第二に人に「優しい」床、人を「保護」する目的もあるように思われます。

  • 座った感触が快適で疲れにくいものであること
  • 転倒のとき「畳」が負けて人を守るものであること

例えば、「畳表」が小さな鎖で編んだような物だったらどうでしょうか?人が転倒したとき、人は血だらけになって「畳表」は大丈夫!ということになると大変です。
畳が擦り切れて負けてくれることで「人」にとって安全、快適なのではないでしょうか?

第三に「畳」の上での生活はどんな「使い方」をするかを限定したり指定していません。人それぞれ、まちまちに利用していると考えられます。
ですからどんな「使い方」が畳を早く傷めたか、だめにしたかは特定できないと思います。
こういった前提をふまえ、また「畳表」は未加工農産物である基準を考慮すると半年、一年位で畳表が擦り切れたことは「欠陥」でも「瑕疵」でもないように思われます。
他にも「畳表」のランク、室内の温度・湿度による環境も無関係ではないかもしれません。小さいお子様や室内犬がいる場合はどうでしょう?

最後に

畳表が早く擦り切れる原因、条件はたくさんあり、「何が」だめか特定することは難しいと考えます。
しかしながら、「畳表」のその品質の出来、不出来は天候などの自然の力に大きく左右される“未加工農産物”であるため、その耐久性において瑕疵担保責任や製造者責任(PL法)にかかわる部分ではないと認識しています。
あと考え方として、畳表は「敷物」であると見方を変え、そんなに長持ちするものではないことを心に持っておく事だと思います。

(11)イ草の香りについて

今回はイ草の香りが以前のものより早くなくなった、又はなかなかとれない。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

結論として

私個人は科学的説明ができません。
ただ個人の空想、想像だけを記述しますと部屋の温度・湿度が関係するのかもしれません。
例えば、室内温度の高い空気の流通のない部屋に入ると「イ草」の独特の「香り」が強く感じられます。
逆につめたく冷えた部屋に入るとこの「香り」があまり強く感じないものです。

こういった経験から想像しますと、
・イ草の香りが以前のものより早くなくなった、と感じられる理由の一つは「光」と「温度」が関係するのではないでしょうか?
夏の日差しの強い時期は「イ草」は早く色落ちしやすく、別の言い方をすれば「イ草」の葉緑素が早く劣化したと考えられます。
そうなれば「青いイ草」のときにある「香り」は早くなくなると考えられます。

・イ草の香りがなかなかとれない。
と感じられる場合は部屋にあまり日差しが入らない、部屋の温度が比較的低めで、高低変化の差が比較的少ない環境にあるのではないでしょうか?

一年に一回の収穫である「イ草」を品質変化がなるべく少ない状態で次の収穫まで一年間「新畳」に利用するためには、直射日光を避け低い温度で一定に保たれた倉庫で保管することだと聞いたことがあります。

最後に

余談になりますが、皆さんがご存じの「イ草の香り」は刈り取ったイ草に「泥染め」することで、あの独特の「香り」が作られるそうです。
この「香り」を人工的に作ろうと最近まで試みていたそうですが、現在の最新の科学技術をもってしても不可能だそうです。
「薔薇の香り」や「ヒノキの香り」は作れても「イ草の香り」は現在科学的に作れないそうです。面白いですね。
今だれかが「イ草の香り」を開発できれば億万長者になれるかもしれませんね。

(12)いつの間にか「畳」の端が反りあがった。

今回は(12)いつの間にか「畳」の端が反りあがった。についてわかる範囲で、また個人的見解を含めて回答、提案してまいります。

原因・要因として

「畳」の床材が藁でなく最近の「建材床」と呼ばれる材質、つまり素材が木質の軟粘繊維板(なんねんせんいばん)である場合、「畳」の形にした一枚の「パネル」の中で水分の移動がおこり結果として「畳」が反り上がったりするようです。

要因としてどんな環境のとき「反り上がる」現象が顕著なのかは数字、データーとしては公表されていません。

反り易い環境として

確実な話はできませんが、経験として「あまり利用していない部屋」や「床下の部分の温度、湿度と部屋の空間の温度、湿度」が大きく違う場合におこりやすい現象であるように思われます。

またその他の原因としては単純に寸法サイズが部屋に対して合っていない、つまり畳のサイズが大きい場合もあります。
この場合あとから「畳」が反り上がるのではなく、最初から反り上がってしまいます。

対処方法として

頻繁に使っていくことで減少が緩和され元に戻ることもありますが、一番いいのは「畳」を作ってもらった「畳屋さん」にみてもらうのが安心かもしれません。
基本的にはその場で簡単になおる場合が多いと思います。
ただし、また同じ環境が出来上がり同じように「反り上がる」可能性はありますが。

結論として

畳の「反り上がる」現象については、部屋の温度・湿度・あまり利用しないことでおきる可能性が高いように個人的には思われます。
畳が反り上がることで「つまづく」、「見た目が悪い」、「反り上がったところがものに当たる」などの問題がおきやすいので速やかな対処をするべきだと思います。

ただ「畳床」が反り上がることは素材の「品質」や「性能」に欠陥や瑕疵があるわけではないので誤解がないようにお願いします。

(13)何年もたたないのにタタミのござの口が開いた。

今回は何年もたたないのにタタミのござの口が開いた。についてわかる範囲で回答・提案してまいります。

原因・要因として

いくつかの原因が想像できます。

  • 1) 状況として、たたみが納品された当初から口が開いていた。
  • 2) 部屋の乾燥によってござの口が開いた。
  • 3) 横に何かを滑らす行為を行ったもしくは、他に比べて何回も繰り返した。

口が開きやすい環境として

1)の場合
施工する過程において「畳表」に張力をかけ過ぎた可能性もあります。
納品当初であれば、一度畳屋さんに確認してもらうのが最善かもしれません。

2)の場合
冬など空気がよく乾燥している場合、可能性が高くなります。
ただし口が開く場合、乾燥していることに加え「畳表」の縦側にすらす・力を加える行為が加わっておこる可能性が高いと思います。

3)の場合
「畳表」の縦側にすらす・力を加える行為を繰り返すことによって特に畳のジョイント角の部分の口が開きやすいです。

対処方法として

畳表に霧吹きをして、家庭にあるものでいえば「千枚とうし」・「きり」のようなものでイ草とイ草の間に差し込んで丁寧に口が開いている方向に少しずつ戻してやることです。
イ草を傷つけないように口が開いている方向に慎重に寄せてやると元通りになります。

結論として

畳屋さんの造る「畳」は施工上において、のちに「表替え」や「裏返し」が可能であることが優先してあり、畳表と芯材(畳床)を糊づけなどの「表面が固定」されてはいません。
ゆえに「畳表」を縦にすらす行為を行うと「ござの口」が開きやすく、「畳表」の「摩耗」や「ささくれ」の原因になります。

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